サイン読みとは?

競馬予想にサイン読みという手法が存在します。サイン読みには諸説あるのですが概ね共通している部分は「競馬予想とは一見結びつきそうにないデータを競馬予想に組み込む」という点でしょう。

例えば有馬記念であれば一年を総括した話題が組み込まれることも多く、単勝と枠番などで乖離したオッズがみられるケースも多くみられます。

サイン読みを議論する上でどうしても避けて通ることができないのがオカルトです。

宝塚記念のファン投票とAKB48選抜総選挙が同時期に開催されるからと言って普通に考えたら関連性は薄いはず、ところがサイン読みにおいては非常に興味深い題材となってしまいます。風が吹けば桶屋が儲かる、バタフライエフェクトなど、本当に無関係であることの証明は難しいとはいえ、現代科学においては決して理論的とはいえないため、オカルトだとしてサイン容認派と否定派では言い争いになることが多くあるのですが、ひとつの仮説を見て否定派だった私は深く納得した記憶があります。

要約すると、サインとはJRAが発信する競馬予想のことなのだということ。とはいえ、JRAが予想を公言すると非常に問題が多く存在します。

  • JRAの公式見解ともなればオッズに多大な影響を与えるであろうこと
  • 外れた場合の批判が第三者の予想会社などと比べ物にならないほど多くなる
  • 八百長疑惑

などなど、パッと思い浮かぶだけでも強烈な影響をおよぼすことは想像に難くないです。

それならば、サインなどでも予想を出すべきではないのではないか?となりますがサイン読みで馬券を購入するという層は少なからず存在します。ファンサービスとして、完全に打破するわけにはいかない事情があるのかもしれません、いやきっとあるのでしょう。なぜなら、サイン読みが風説だとしたなら、前述のとおり八百長疑惑が持ち上がってもおかしくはないのですが、サイン読みはまったく秘密のものではなく度々メディアに登場するメジャーな存在です。JRAがサイン読みというものの存在を認識していないはずがありません。八百長疑惑に繋がるそんなものはJRAがとっとと否定してしまえばよいのですが、否定してしまえばサイン読み競馬ファンが離れて行ってしまうかもしれません。そんな事情から「見て見ぬふり」がベストという判断で現状があるのかも。憶測が多くなってしまいましたが、公式見解がない試し方ありませんね。

さて、それではJRAによるサインの公表が様々な方法で行われているという仮定にたって考えてみたとき、JRAの予想は誰よりも参考になるものだということに気づくはずです。なぜなら、競馬予想は基本的にデータとのにらめっこです。「誰かが現地で取材してくれた競走馬のナマのデータ」「過去のデータの分析」などなど、競馬データを一番多く持っているのは誰でしょうか?JRAにほかなりませんね。我々も競馬予想をするときは必ず何かのデータを参考にします。

そうなったとき、JRAの予想が一番信憑性の高いものであるというのは決してオカルトなどではなく納得のいく考え方ではないでしょうか?

こういった視線でサイン読みを見た時、サインを探すことは時として競馬予想への近道である場合もあるのだという観点に立つことができました。

とは言え、JRAはきっとあの手この手でサインを出して来ます。また、サインを出していない可能性もあります。

諸々考えると、サイン読み先行で競馬予想をするのは効率の良いことと思っていません。

ポスターやニュースなど見ていて思いついた時に考えを巡らせる、その程度でよいのではないでしょうか。

※ この考え方ベースにすると情報発信元がJRAと無関係のものはサイン読みとは言わなくなります。サイン読み派の方全ての総意ではありませんので、予めご了承下さい。

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