2005年から2014年の10年度分の優勝馬サイアーラインを見るとサンデーサイレンスの名前は3つしか見当たらないことに気づきます。3つで少ないと思えてしまうのだから大変なことですが、実際一時期サンデーサイレンス系はスプリントでは非力と言われていた時期もあったものの、高松宮記念ではここ2006年から2015年の間にSS系が6度優勝しているためSS系はスプリントでも強いという流れが出来てきました。
しかし、その他のスプリントでは相変わらずSS系が活躍する機会は少なく、スプリンターズステークスでは同じくこの10年でSSサイアーラインの優勝馬がゼロでした。最もスプリンターズステークスの場合は海外勢の優勝が多いため分母が若干下がりますが、それでもまったくいないというのは非常に珍しい印象ですね。
やはりスプリントはサンデーサイレンスが崩しきれていない砦の一つかもしれません。
SS系が活躍しづらいということは現在日本で巨大サイアーラインを築いているディープインパクト系列が活躍していないということにも繋がります。
反対に活躍が目立つのはクロフネ・サクラバクシンオーの系列。
次はファミリーライン編に続きます。